2021/12/27

実年齢より老けて見える!?「首のシワ」ができてしまう原因と改善法を紹介!

毎日、首やデコルテのケアをしていますか?「顔のスキンケアには力を入れているけど、首まではケアできていない…」という人も多いのではないでしょうか? 首にシワができていると実年齢より老けて見られることも!顔はメイクで誤魔化せますが、首はそういうわけにはいきませんよね。そこで今回は、首のシワを予防改善できるケア法についてご紹介したいと思います。

 (1924)

首にシワができてしまう原因って何!?

首のシワを予防改善するためには、シワができやすい原因について把握しておくことが大事です。

-皮膚が薄くて乾燥しやすいから

首の皮膚は顔に比べてものすごく薄いです。顔の皮膚は、1~2mmくらいの厚さですが、首の皮膚は、その半分の0.6~1.3ミリ程度。だいたい目元と同じくらい薄いと考えてください。

しかも、顔よりも皮脂分泌が少なくて、乾燥しやすい部位です。それに加えて、更年期を迎える頃から、皮脂の分泌量がますます減少していきます。

肌の水分蒸発を防いで、潤いを与えてくれる皮脂が少なくなった首は、乾燥がますます進んで小ジワができやすくなるのです。

-紫外線対策が十分ではないから

顔はしっかりと紫外線対策をしているのに、首のUVケアは怠りがち…という人も多いかと思います。一般的に首にはファンデーションを塗りません。そのため、顔よりも紫外線の影響を受けやすい部位です。

紫外線を受けると活性酸素が発生します。この活性酸素は、肌細胞を錆びつかせたり、真皮のコラーゲンやエラスチンを破壊します。その結果、肌の弾力が低下していき、首に深いシワが刻まれやすいのです。

-長時間、正しい姿勢をキープできないから

スマホやパソコンの画面をみるとき、どうしても顔が下を向くような姿勢になりがち。長時間うつむいていることで、顔の下方向に重力がかかってしまい、顎のラインがたるんでいきます。

体重が50キロの人の場合、頭の重さは5キロほどです。その頭の重さを首や肩が支えているわけですから、このような姿勢が続けば、たるみもシワもできやすくなってしまうのは想像つきやすいですよね。

また、寝ている間の姿勢にも注意が必要です。1日のうち7時間くらい首にシワを作りながら寝ていると、その形状が定着します。

-加齢によって肌のコラーゲンが減少するから

顎から喉にかけて縦ジワが目立ってしまうのは、加齢によるコラーゲンの減少が大きく影響しています。

皮膚の弾力やハリが保たれているのは、真皮のコラーゲンやエラスチンによる網目状の構造がしっかりしているから。でも、加齢とともにコラーゲンやエラスチンをつくる線維芽細胞の働きは衰えていきます。線維芽細胞の働きが弱まると、肌のたるみが加速し、深いシワとなって刻まれてしまいます。

女性ホルモンの分泌が減少する更年期以降は、コラーゲンの生成量も減ってしまいますし、皮脂分泌も少なくなりがち。では、わたしたちは何をすればよいのでしょうか?

■あなたの首のシワは横ジワ?それとも縦ジワ?

まず、鏡でご自分の首を眺めてみてください。あなたの首のシワは、横ジワですか?それとも縦ジワでしょうか?横ジワ、縦ジワともに特徴があり、その原因が違います。

<横ジワ>

首の横ジワができやすい人は、比較的、肉付きが良い人です。顎にも脂肪がついているため、皮膚が脂肪を支えられなくなり、年輪のような横ジワを刻んでしまいます。

また、日々の生活の中で何気なくやっている動作が、この横ジワを刻みます。例えば、スマホやパソコンを猫背や前かがみで見ていたり、枕が高すぎることが原因になることも多いようです。

姿勢の悪い動作を繰り返すことで、特定の位置にシワができやすく、気が付いたときには横ジワが深く首周りに刻まれるリスクが高まります。

<縦ジワ>

首の縦ジワですが、40代以降の人に現れやすいものです。加齢や乾燥によって肌の弾力やハリがなくなることが原因です。

顎の裏側から喉のあたりに細かい縦のシワが目立つようになります。また、肌の乾燥によって首にちりめんジワの形で現れることもあります。

この縦ジワは、放っておくとどんどん状態が悪化していくので早めの対策が大切です。保湿や引き締めなどのケアを怠ってしまうと30代のうちから現われるシワなので、日々のケアには力を配りたいものです。

首のシワを予防改善するための5つのケア法

 (1941)

首のシワには、横ジワと縦ジワ、2種類のシワが存在することが分かりました。横ジワの場合、生活の中で何気なく行っている動作を見直しましょう。縦ジワの場合は、エイジングケアを取り入れることがポイントです。どちらの首のシワも以下にあげる5つのケア法を行うことで首のシワを予防改善できます。

1.保湿ケアをしっかりしよう

乾燥しやすく外部からの刺激を受けやすい首は、徹底的に保湿することがポイントです。

保湿ケアのタイミングですが、できれば、朝、日中、夜寝る前の1日3回がベスト。たっぷりと保湿ケアを行うことで、首の乾燥による小ジワを予防しましょう。

首やデコルテ専用のクリームも販売されていますが、顔に使用している化粧水、乳液、クリームをそのまま塗ってケアしても構いません。とにかく、こまめに保湿することで、乾燥による首の小ジワができにくくなります。

2.首やデコルテのマッサージでたるみを改善

首周りの肉がたるんでしまうと、シワができやすくなります。シワになりやすい首のたるみを予防するためにも、首からデコルテをマッサージしましょう。

マッサージすれば、血の巡りが良くなり、潤いやハリもアップ!たるみから解放され、縦ジワや横ジワが気にならなくなっていきますよ。
-首やデコルテをマッサージする上で重要なこと

・マッサージする際は、肌の摩擦を和らげるよう、クリームや乳液をつけて行いましょう。クリームやオイルはお好みのアイテムでOKですが、香りのよいものを使用するのがおすすめです。デコルテからの香りでリラックスできます。

・鎖骨のくぼみにあるリンパ節をよく揉みほぐすことがポイントです。リンパ節は、リンパ液に含まれる老廃物が溜まりやすい部分です。リンパ液の流れが悪くならないように、鎖骨のくぼみにあるリンパ節を刺激して流れを良くしてあげましょう。

首周りのたるみ予防マッサージ

1. 鎖骨のくぼみ(鎖骨のリンパ節)に指をあててグリグリとさするようにマッサージします。グリグリと揉みほぐす際は、親指以外の4本の指をつかって、30秒くらいゆっくりと揉みほぐします。
 (1952)

2. 耳の後ろにもリンパ節があるので親指以外の4本の指を押さえてグリグリと揉みほぐしましょう。そして、十分に揉みほぐしたら、鎖骨に向かって流していきましょう。左右ともに10回くらい行ってみてください。
 (1954)

3. 顎の下から鎖骨に向かって老廃物を流すようにさすっていきましょう。親指以外の4本の指をつかうとやりやすいです。こちらも10回くらい行いましょう。
 (1956)

4. 最後に鎖骨のくぼみにあるリンパ節をグリグリとさすって終わりです。


首やデコルテのマッサージをすることで、首周りのたるみを解消し、シワができにくくなります。できれば、お風呂上りのスキンケア時にやるのがベスト!マッサージを習慣化させることが大事ですね。

3.年中いつでも紫外線対策を行おう

真皮にあるコラーゲンやエラスチンを破壊に招く紫外線から、首やデコルテを守るためにも一年中の紫外線対策を怠らないようにしましょう。

日焼け止めクリームだけでは完璧に紫外線を防ぐことはできません。できれば、つばの広い帽子をかぶる、日傘をさすなどの工夫を行ってください。

首を守るという意味では、ストールを巻くというのがおすすめです。ストールは、紫外線防止だけでなく、首元やデコルテの乾燥予防にもなるので一石二鳥ですね。UVカット効果のあるものだと、さらに安心です。

4.理想的な枕の高さで眠りにつこう

枕が高すぎると、首を前に傾かせる形となるため、首のシワに繋がります。また、低すぎても頭が後ろに剃り返って首に負担をかけます。高さが高すぎても低すぎても、首にとって悪いことだらけです。

まず、毎晩利用している枕との相性を確認してみましょう。枕に首を乗せて仰向けになって寝たときに、首にシワができていないかを手鏡でチェックしてみてください。もし、首にくっきりとシワができているなら、すぐに枕の買え替えを検討した方が良いですね。

枕の高さの理想でいえば、首の後ろに当たる部分の高さは7cmくらいがベストです。そして、後頭部に当たる部分ですと5センチくらいが良いかと思います。首にシワができにくく、負担にならない高さの枕を選び、十分な睡眠を取りましょう。

5.コラーゲンを増やす化粧品を使おう

ふっくらとしてキメの整った首元を保つには、普段の保湿ケアだけでなく、プラスαのケアが大事です。

加齢による首の縦ジワの場合、真皮内部のコラーゲンやエラスチンの生成を担っている線維芽細胞の働きが弱ったために起こるものなので、コラーゲン生成を増やす作用のある成分が配合された化粧品をつかってシワの本格化を予防しましょう。

コラーゲン生成を増やす作用のある「スーパービタミンE」という成分が配合された化粧品を使ってみてください。このスーパービタミンEは、コラーゲン産生をサポートして、年齢によるハリ不足を解消します。

クランベリー種子には、このスーパ-ビタミンEが豊富に含まれています。ちなみにクランベリー種子オイルは、美容で有名なアルガンオイルよりもスーパービタミンEが多いことで知られています。

深くなってしまったシワを完全に消すのは、至難の業です。気が付いた時からすぐにしっかりとプラスαのエイジングケアをしておくことが大事です。

まとめ

 (1965)

同じ年齢であっても、首元にシワがある人とない人では、見た目の印象がだいぶ変わります。加齢のせいでシワを諦めるのはもったいない。今からでも遅くはありません。いつまでも美しい首やデコルテを保てるように、生活習慣やスキンケアの見直しに挑戦してくださいね。

PICKUPおすすめ記事

KEY WORDS急上昇キーワード

>>もっと見る

NEW新着記事

>>もっと見る

RANKING人気記事

>>人気記事一覧