2021/12/03

毛穴の黒ずみ、開き、たるみの原因は何!?毎日のスキンケアで毛穴が目立たなくなるケア法を紹介!

鏡にうつる自分の毛穴にため息をついたことはありませんか?「たるみ毛穴が繋がってシワになった」とか、「急に毛穴が大きくなった気がする」など、いくつになっても毛穴に関する悩みは尽きません。そこで今回は、女性であれば必ず気になる「毛穴ケア」について考えてみたいと思います。

■まずは知っておきたい!毛穴のしくみ

毛穴トラブルの原因をより詳しく理解するためにも、まずは毛穴のしくみについて知っておくことが大事です。

毛穴とは、皮膚のくぼみのことです。医学的には「毛包(もうほう)」と呼ばれており、文字通り毛の出口であり、皮脂を排出する大切な役割を担っています。

皮脂は皮脂腺から分泌され、毛を伝わって毛穴から排出されます。肌に出てきた皮脂は汗と混じり合いながら皮脂膜をつくって、乾燥から肌を守る天然クリームの働きをしてくれます。

このように毛穴から出てきた皮脂は、私たちの肌にとって非常に重要な存在です。それと同時に、皮脂を排出する毛穴も私たちの美肌を守る上でなくてはならない器官なのです。

そうはいっても、小鼻の黒ずみや開きなど、毛穴トラブルに悩んでいる人も少なくありません。

このような悩みを抱えていると、毛穴が目立たないように毛穴の数を減らしたいだとか、毛穴を小さくしたいと願いがちですが、毛穴の数や大きさは生まれながらに決まっているものであり、後からコントロールすることは残念ながらできません。

毛穴の数や大きさを変えようと、極端なケアをして失敗してきた方をこれまで沢山見てきました。
本来スキンケアでやるべきことは、毛穴を目立たなくすること。これなら十分可能です。一つ一つの毛穴に注目するのではなく、顔全体の肌の印象を良くするケアを目指しましょう。

■あなたはどのタイプ?毛穴トラブルの種類をまとめてみた

毛穴を目立たなくし、きめ細やかな肌に改善する前にすべきことがあります。それは自分の毛穴トラブルの種類を知ることです。

<詰まり毛穴>

毛穴に皮脂が溜まり、古い角質やメイク汚れなどが混ざって、毛穴を詰まらせている状態のことを詰まり毛穴といいます。小鼻の周りが黒ずんで見えるのは、古くなった角栓や皮脂が毛穴に詰まって、それが酸化して黒く変色するのが原因です。

本来、皮脂分泌が減るはずの30代後半から50代にかけては詰まり毛穴に悩まされにくいもの。しかし、この世代は、忙しさや将来に対する不安などから、様々なストレスを抱えがち。ストレスによって男性ホルモンが優位となり、皮脂分泌は増えます。大人の女性にとっても他人事ではない毛穴トラブルです。

<開き毛穴>

毛穴が大きく開いた状態です。もともと皮脂腺が大きく、皮脂分泌の多い脂性肌や混合脂性肌の人に多く、梅雨の時期から夏に特に目立ちます。ストレスによっても男性ホルモンが優位となり、皮脂分泌が盛んとなり、毛穴の開きを招くこともあります。

また、過剰な皮脂分泌のせいで顔がテカりやすいため、気になって洗顔やパックなどで皮脂を取り過ぎてしまい、さらに皮脂分泌過剰という悪循環に陥ることもあります。

<たるみ毛穴>

毛穴が細長くたるんでいる状態のことをたるみ毛穴といいます。毛穴がたるんでしまうのは加齢によって真皮のコラーゲンやエラスチンの弾力が失われてしまうから。毛穴は重力に逆らえずに下に引っ張られて、たるみます。

40~50代の女性たちに目立つ毛穴トラブルは、おもに頬の毛穴が楕円形に変形するものです。そのまま放っておくとたるみと開きが併発し、毛穴が大きくなってシワになる危険性があるでしょう。

以上が毛穴トラブルの種類でした。毛穴が目立つのは、生まれつきという場合もありますが、適切なスキンケアによって予防や改善ができることの方が明らかに多いです。

毛穴トラブルの種類によってケアの仕方も変わってきます。まずは、自分の毛穴がどんな状態なのかをしっかりと見極めておくことが大事でしょう。

■こんな間違ったケアが毛穴トラブルを加速させている

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間違った毛穴ケアは、毛穴トラブルを悪化させます。次のような毛穴ケアだけは絶対に避けましょう。

-小鼻の角栓を指で押し出す

小鼻に詰まった角栓を指で押し出すことは、肌にダメージを与えます。毛穴がますます開いたり、指についた雑菌が毛穴に入り込んで炎症を起こすなど、リスクがとても高いので絶対にやめてください。

-はがすタイプの毛穴パックを使う

小鼻専用のはがすタイプの毛穴パックは、角栓が取れた後スッキリ爽快になりますよね。しかし、吸着力が強いため、はがすときに皮膚にダメージを与えてしまいますし、毛穴に刺激を与えるため、頻繁に行うと余計に毛穴が広がってしまいがちです。角栓が取れてスッキリするというメリット共に、大きなリスクがあることを覚えておきましょう。

-クレンジングオイルでの毛穴ケア

クレンジングオイルで肌をマッサージすると、角栓がポロポロと取れます。角栓が目に見えて取れるため、満足感を得られやすいのですが、クレンジングオイルは洗浄力が強いため、肌の乾燥を招きやすいです。角栓は取れますが、肌荒れを起こしやすい毛穴ケアです。

■毛穴の悩みタイプ別ケア法を紹介

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<詰まり毛穴のケア法>

皮脂や古い角質が混ざり合ってできる詰まり毛穴は、洗顔でのケアが基本です。肌に優しい石鹸洗顔や植物オイルがおすすめです。

普段の洗顔では落としきれない毛穴の汚れを落とすには、スクラブ洗顔がおすすめです。

スクラブ洗顔とは、細かい粒子が含まれた洗顔料のことで、この粒子が入ったクリームを肌の上で滑らせて物理的に毛穴汚れを取り去ることができます。肌への負担を考慮するなら、週1ペースが望ましいでしょう。

スクラブ剤に入っている粒子にも、ナイロンパウダーなどの合成由来のものから、ソルト、こんにゃくといった天然由来のものまで様々ありますが、肌のやさしさにこだわるなら、天然由来のものが良いですね。

また、配合成分もチェックしておくべきです。保湿成分が配合されているものであれば、毛穴汚れはしっかりと取り去るのに、洗いあがりはしっとりです。

<開き毛穴のケア法>

毛穴が大きく、皮脂分泌が盛んになりやすい開き毛穴は、皮脂分泌を抑える対策を行いましょう。

脂性肌の人は、皮脂分泌を抑えるのが難しいと思われがちですが、生活習慣の見直しによって改善することは可能です。

まず、食生活の面では、皮脂分泌を活発にする肉やパスタ、お菓子類などの摂り過ぎに注意します。できるだけ複数の食材をバランスよく摂り、野菜や魚など和食を中心とした食生活を送りましょう。睡眠不足も皮脂の過剰分泌を招くので、充分な睡眠をとることが大切です。

スキンケアの面では、保湿ケアを徹底すること。肌の乾燥は毛穴を開かせるので保湿は十分に行います。

<たるみ毛穴のケア法>

たるみ毛穴は、加齢によって真皮のコラーゲンやエラスチンが減少することでできてしまいます。だからこそ、たるみ毛穴に働きかけるエイジングケア化粧品を使うことをおすすめします。

たるみ毛穴に働きかけるエイジング化粧品を選ぶ際のポイントは、肌のターンオーバーを整えて、コラーゲンを増やす働きのある成分が配合されたものを選ぶのが正しい選択です。

たるみ毛穴の改善に役立つ成分としては、「スーパービタミンE(成分名:トコトリエノール)」がお勧めです。毛穴の酸化を防いでくれる成分でコラーゲン生成を促す作用が期待されています。

また、肌にうるおいを与えるセラミドを増やす「α-リノレン酸」という成分もたるみ毛穴に良い効果が期待されています。α-リノレン酸は、細胞のターンオーバーを整えて新しい細胞が生まれていくのを助ける作用があるからです。

■毛穴を目立たせないメイクテクニック

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毛穴を隠そうと必死になってファンデーションやコンシーラーを厚塗りしたりしませんか?

確かに一時的には毛穴は隠れますが、時間の経過とともにファンデーションと皮脂が混ざり合い、毛穴に詰まりやすいです。

また、ファンデーションを塗る前に、乳液やクリームなど油分がたっぷり含まれているスキンケア化粧品や下地などを重ねていませんか?沢山のアイテムを使うと油分が過剰になってしまい、メイク崩れが起きやすく、毛穴が余計に目立ってしまいます。

毛穴を目立させないメイクのコツは、なるべく薄く塗って、こまめにメイク直しをすることです。さらに毛穴をカバーするためには、ファンデーションの仕上げにフェイスパウダーを重ねてください。

フェイスパウダーを選ぶ際にこだわって欲しいのが、天然のミネラル成分が配合されているもの。天然ミネラルが余計な皮脂を吸着し、肌に自然なうるおいを与えてくれます。

また、パール系のフェイスパウダーには、肌にあたった光を拡散させて、肌の凸凹や毛穴の目立たせなくする視覚効果があります。ただし、パール感が強すぎるのもNG!毛穴を逆に目立たせてしまうので、あくまでもナチュラルでほどよい自然な仕上がりになるものを選ぶことが大切ですね。

■まとめ

毛穴が目立つのは、間違ったスキンケアによる毛穴の詰まりや加齢によるたるみが原因です。毛穴トラブルの種類によってケアのしかたも変わってきます。まずは、自分の毛穴がどんな状態なのかをしっかりと見極めておくことが大事です。それを踏まえ、自分の毛穴トラブルにあったケア方法を試してみてくださいね。

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