2022/01/18

マスク荒れで肌トラブルが急増中!マスク荒れの原因と対処法を紹介

長時間のマスク生活が当たり前となった現在。「最近、どうも肌の調子が悪い」と感じている人が増加しています。その原因は、他でもない「マスク」にあります。そこで今回は、マスクが肌に与える影響と、マスクによる肌トラブルの対処法についてご紹介いたしましょう。

マスクが原因の肌荒れはなぜ起こる?

 (1997)

ある調査によると、「マスク生活によって肌荒れを起こした」という人が7割近くいるそうです。
なぜ、マスクによる肌荒れが起きてしまうのでしょうか?その原因について探っていきましょう。

マスク内の湿気によるムレ

マスクを着用すると、マスク内では温度と湿度が急激に上昇します。その結果、肌のバリア機能が低下し、汗かぶれが起こりやすくなります。高温多湿によって汗だけでなく、皮脂分泌も盛んとなるため、雑菌が繁殖しやすい環境となり、ニキビや吹き出物ができてしまう場合もあるでしょう。

マスクを外した際の乾燥

マスク内が高温多湿になることで、肌の角質がふやけた状態となります。しかし、マスクを外すと外気は冷たいです。特に冬の場合、マスクを外したときの急激な温度の変化によって肌表面の水分が奪われていきます。水分が蒸発した肌は、乾燥が進んでかさつきやごわつきを起こしやすくなります。

マスクと肌との摩擦

マスクを着脱するたびに、肌とマスクがこすれ合い摩擦が起きます。摩擦によって肌表面の角質が削れることで、バリア機能が低下し、敏感な肌に変わってしまいます。外部からの刺激に対してデリケートになった肌は、赤みやかぶれ、肌荒れなどが起きやすくなってしまいます。

また、摩擦で強い刺激を受けた肌は、皮膚を守る過程でメラニン色素を大量に発生させ、色素沈着を起こします。それがくすみの原因となります。

マスクの素材による刺激

マスクの素材が肌に合わないとかゆみや赤み、かぶれ(接触性皮膚炎)の原因となってしまいます。布マスクの場合は、繊維に残った洗剤成分が肌にとって刺激となり、肌トラブルを招いてしまうことも。

マスク荒れから肌を守る5つのコツを紹介

 (2008)

1.マスク内の湿度をコントロールする

マスク内部の湿度が高いと、肌がうるおっているように感じますが、状態はまったく逆です。肌は湿気でふやけた状態になっており、水分が蒸発し、乾燥しやすい肌となります。

だから、マスク内の湿度をコントロールすることが大事です。

マスク内の湿度をコントロールする方法として、不織布マスクの内側にガーゼや保湿成分が配合されたティッシュを挟み込むという方法はいかがでしょうか。湿ってきたら、取り換えるだけなのでお手軽ですね。

すでに肌荒れで悩んでいる人は、シルク素材のインナーマスクを使用してみてください。シルクは、通気性と吸湿性が優れているので長時間つけていてもムレにくいです。何より優しい肌触りですから、デリケートで弱った肌に特におすすめしたい素材です。

2.保湿ケアを徹底して行う

乾燥してバリア機能が低下した肌には、何よりも「保湿ケア」が必要です。マスクをしていないときに比べて、マスク乾燥はかならず起こります。

肌にはもともとうるおいをキープする機能が備わっています。水分を抱え込む保湿成分セラミドなどです。このセラミドがうまく作られなかったり、量が減ったりして正常に働かなくなると、肌は乾燥します。

マスク荒れの肌は、セラミドを作り出す機能が衰えている状態です。ですから、いくら化粧水を惜しみなくつけても、一時的にはうるおい感はでますが、その後すぐに乾燥してしまいます。

大事なのは、化粧水をたっぷりつけることよりも、セラミドを作り出す基礎化粧品を使うことです。

もし、肌荒れでヒリヒリしみてしまう場合でも、肌の保護になるアイテムだけは必ず使用してください。肌の保護という意味では、美容オイルやクリームを用いるのが効果的でしょう。

美容オイルは、品質を重視して選ぶのが大事です。オイルには、精製されたもの、未精製のものと2タイプに分かれますが、マスクによる肌荒れで弱った肌には、酸化しにくい精製されたものを選んだ方が安心です。

また、セラミドの生成をサポートするα-リノレン酸が配合されたオイルやクリームを選ぶのも良いでしょう。
α-リノレン酸は、細胞膜やセラミドをつくるもとになる成分でバリア機能を高めることができます。その結果、肌荒れが改善して、うるおいを保つ肌に変わっていくはずです。

3.マスクをしていてもUVケアは怠らずに

マスク荒れをしているときに絶対に避けたいのが、紫外線を浴びることです。「マスクをしているから紫外線対策になる」と誤解している人もいるようですが、マスクをしているからといって紫外線が入り込まないわけではありません。

地上に届く紫外線A波は、真皮のコラーゲンを生成する細胞を破壊し、シワやたるみを作る紫外線です。マスクをしていてもこの紫外線A波は肌奥まで到着してしまうので、しっかりとしたUV対策が必要です。

帽子や日傘なども併用するなどして、紫外線を徹底的にガードすること必要があります。

最近では、UVカットをうたっているマスクも販売されていますが、実際の効果は商品によってさまざまです。UVカット率や第三者機関などで試験や検査をしているかどうかチェックしてから購入した方が良いでしょう。

4.余計なケアはしない!シンプルケアが一番

マスクのせいで肌荒れを起こしているときにやめた方がいいのが、積極的なケアです。ピーリングなど角質ケアやマッサージ、美白成分入りの化粧品など積極的なケアは避けた方が良いでしょう。

<マスク荒れで絶対にしない方がいいケア>
・熱いお湯での洗顔
・ピーリングやスクラブなど角質ケア
・美白化粧品など高機能化粧品の使用
・マッサージ
・ゴシゴシ強い摩擦での洗顔
いろいろと塗ったり、摩擦を与えたりすると弱った肌になおのことダメージを与えてしまいます。保湿と保護を中心としたシンプルケアが一番です。

ちなみに、石油由来の添加物やエタノールなどが使われている化粧品は、マスク荒れで弱った肌にますます負担をかけてしまいます。できるだけ、肌にやさしいアイテムを選ぶようにしましょう。

5.生活習慣を見直す

マスクによる肌荒れに負けない丈夫な肌を作るには、規則正しい生活習慣を保つことが大事です。

肌の修復や再生に必要なのが睡眠です。十分な睡眠を確保しないと、肌のターンオーバーが乱れてしまいます。眠り始めて3時間ほどたつと、肌の修復や再生を行う成長ホルモンが分泌されます。途中で起きずにぐっすりと朝まで熟睡できる環境づくりをしましょう。

そして、運動もマスクによる肌荒れの改善に繋がります。ウォーキングや水泳などの有酸素運動によって、血液循環が良くなり、肌の毛細血管すみずみまで十分な酸素や栄養を届けることができますし、汗をかくことによって肌の水分量が増して、角質がやわらかくなります。

ちなみに肌の上には皮脂膜という天然クリームがあり、肌荒れや病原菌を防ぐ働きがあります。この天然クリームの元となっているのが、皮脂と汗です。意外かも知れませんが、汗をかくことは肌荒れ改善に役立つのです。もちろん、汗をかいたらこまめに拭くことをお忘れなく。

まとめ

 (2016)

マスク荒れを改善するには、スキンケアの見直しが一番です。肌荒れがひどいときは、積極的なケアよりも、肌の保護を守ることを優先したできるだけシンプルなケアを行うようにしましょう。

これをやればすぐにマスク荒れが改善するという方法はありませんが、日々のケアを怠らず、コツコツと継続していくことが大事です。マスク生活はしばらく続きますが、マスクしていても美しい素肌をキープできるようにしていきたいものですね。

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