2022/08/29
夏の髪ダメージは秋に来る!パサつきと抜け毛を改善しよう
夏から秋にかけて気になるのが、髪のパサつき。秋口になると抜け毛が増えるケースも珍しくありません。髪ダメージがエスカレートしないうちに早めの対策が大事です。そこで今回は、夏の髪ダメージを回復するための対処策についてご紹介いたしましょう。
目次
夏の髪はなぜパサつきやすいのか?
毛髪は、「メデュラ」「コルテックス」「キューティクル」の3つの層から形成されています。髪の深部にあるのがメデュラで、その周りにコルテックスと呼ばれる髪の内部の組織があります。そして、一番外側にあるのがキューティクルです。
しかし、紫外線を浴びた毛髪は、キューティクルが剥がれやすくなります。そうなると髪内部のメデュラに含まれる水分が蒸発したり、ケラチンやタンパク質が流失してしまいます。その結果、内部がスカスカの空洞化になってしまいます。当然ながら、髪のうるおいはなくなり、パサついてしまいます。
秋になると抜け毛が増えるのはなぜ?
夏に浴びた紫外線やエアコンの影響によって頭皮は乾燥しています。乾燥している頭皮は血行の循環も悪くなっており、毛根まで十分な栄養が届けられない状態なのです。しかも、夏の強い紫外線によって頭皮が乾燥だけでなく、炎症を起こしている可能性もあります。
このように夏から秋にかけての頭皮は、疲労が蓄積しており、抜け毛といった症状を引き起こしやすいのです。
パサつきや抜け毛を改善する2つのケア法
キューティクルを整えるケア
パサついた髪のキューティクルは剥がれ落ちており、毛髪内のタンパク質の流失によりスカスカの状態です。ですから、キューティクルから流出した内部の栄養を補うためにも、毛髪補修力のある濃厚なトリートメントやパックで毛髪に必要な栄養を補充しましょう。
ここでキューティクルをケアする上で知っておきたいポイントがあります。キューティクルは温度や湿度によって閉じたり開いたりする性質があるという点です。
濡れた髪をそのまま放置していくと、キューティクルは開いたまま。毛髪補修力のあるトリートメントを補修しても流出しやすくなります。キューティクルを閉じるためにも、すぐにドライヤーで髪を乾かしましょう。
ドライヤーで乾かすときは、熱風だけでなく、冷風も利用することで、キューティクルを傷めることなく、正常な状態に戻すことが可能です。また、ドライヤーで乾かす前にホホバオイルを1~2滴ほど毛先につけることがポイント。ドライヤーの夏や乾かすときの摩擦をやわらげてくれます。
頭皮マッサージする
乾燥して血行が滞った頭皮を改善するのが、頭皮マッサージです。
マッサージによって、頭皮に張りめぐらされた毛細血管から毛根に栄養を届けることができます。毛根まで栄養がいきわたることによって抜け毛が抑えられます。健康的で美しい髪を蘇らせるためにも、お風呂上りに頭皮マッサージしましょう。
1. 頭の両側に手を当てて、手の平や指の腹をつかって、動かす感じで下から上に頭皮を持ち上げるように動かします。
2.同じように前頭部や後頭部の頭皮を下から上に、頭皮を持ち上げるように動かします。
1日1回、2分くらいほどマッサージを利用するのがおすすめです。
髪の毛をごしごしと摩擦してしまうと毛髪のダメージに繋がるので気をつけて下さい。
ヘアオイルは、ホホバオイルが断然おすすめ!
ホホバオイルには、ビタミンやミネラル、アミノ酸といった栄養が豊富に含まれており、毛髪の発育を助けるとも言われています。保湿効果もあるため、紫外線やエアコンで乾燥した頭皮にうるおいをもたらします。
そして、ホホバオイルは、人の肌に含まれるワックスエステルを含んでおり、人の皮脂と似た構造ということもあり、水分と皮脂のバランス調整を行い、乾燥しがちな頭皮をうるおしてくれます。頭皮環境の土台を整えるという意味で、ホホバオイルは最適です。
まとめ
頭皮を健康的に保つためには、マッサージによって血行を良くすることが大切です。ホホバオイルで頭皮マッサージを行い、疲れが溜まった頭皮をやわらげてあげてください。