2019/10/04

赤みが気になるお肌のお手入れは?覚えておきたい肌ケアのポイント

これから寒くなってくると肌の赤みが出やすくなります。今日は、顔の赤みの原因と、対策となるスキンケアのポイントについてお伝えします。

秋から冬にかけて乾燥する季節になると赤みが気になる人が増える季節。
私も冬場は顔の赤みが気になります。メイクで一時的にカバーしますが、時にはかえって悪化する事も(泣)。
今日は、赤みの原因を知って、顔の赤み対策となるスキンケアのポイントについてお伝えしていきますね。

肌の赤みの種類

肌の赤みはストレスや化学物質・医薬品の影響の他、消化系疾患やホルモンバランスや食生活など、様々な原因によって起こります。
その赤み種類は主に次の4つのグレードに分けられます。
■グレード1びまん性発赤
軽度の赤み。頬や耳周辺に現れる。加齢によって現れやすく、そのまま放置するとさらに強い赤みになってしまうため、早めの対策が必要です。

■グレード2毛細血管拡張症の初期(地肌の色は赤っぽい)
クープローゼと言われるもの。血液の流れが部分的に滞ることで、毛細血管が拡張して血液が薄っすらと透けて赤く見える状態です。原因は次のように様々です。
・気温(室内外の温度差)
・刺激(過度なお手入れ)
・神経性(恥ずかしい・興奮など)
・炎症(かぶれ・アトピー・にきびなど)等

■グレード3毛細血管拡張症の中期(地肌の色は青っぽい)
グレード2から進んだ状態。肌の角質がうすくなっているため、毛細血管がややはっきりと見え、肌の色は赤青く見えます。
さらに進むと赤紫色の状態に。毛細血管は弾力を失って常に拡張したままになります。損傷を受けた地肌は血流を遮るようになるため、さらなる毛細血管が出来て、毛細血管の密度が濃くなります。すると、ますます顔の赤みが目立つようになります。

■グレード4皮脂腺肥厚形成
グレード1~3を伴った状態で、さらに鼻や頬の周辺に大きな血管拡張が起こり、赤い凹凸が現れます。原因は血管拡張の炎症反応によって生じる熱です。そのまま放置すると、毛細血管壁が弱くなり、見える毛細血管としてずっと肌に残ってしまいます。
グレード4になるとスキンケアでは改善するのが難しくなります。肌に刺激の少ないスキンケアをするとともに専門医への診察をおすすめします。

赤みをそのままにするとどうなるの?

このように、顔の赤みは徐々に進行します。
肌の赤みは気になるけど、痛みやかゆみがないから、そのまま放置・・・という方もいらっしゃるのでは?でもそれはNG! 
消えない赤みになってしまう前に早めの対策が必要です。

肌の赤みを招く理由

どうして肌の赤みはおこるのでしょう?その原因を詳しく説明します。

肌に合わないスキンケアアイテムによる刺激

あなたが毎日お使いになっているスキンケアが赤みの原因になることもあります。
例えば、さっぱりした感覚を与えるために配合されることが多いエタノール。揮発性があることから、お肌の表面の水分や肌に必要な潤いも奪って肌を乾燥させます。乾燥は肌のバリア機能を奪い、敏感肌の原因になります。その他にもスキンケアアイテムに含まれる合成界面活性剤や浸透剤・防腐剤・香料などの添加物も、少量であっても毎日使うものなので徐々に肌のバリア機能にダメージを与えます。

洗浄力の強い洗顔料での洗いすぎ

強い洗浄力を持つ洗顔料は、それだけで肌への刺激が強いものです。肌の赤みを隠そうとファンデーションを重ねたり、コンシーラーを使っている方もいらっしゃるのでは?
でも、メイクでごまかせばごまかすほど、厚く塗られたファンデーションを落とすために、洗浄力のある洗顔料が必要になります。
そうした洗顔料を使い続けると、肌に必要な皮脂膜(皮脂と汗からなる天然の保湿クリーム)まで洗い流してしまいます。皮脂膜がなくなると肌表面のうるおいが保てなくなり、肌は乾燥してますますバリア機能が低下します。バリアが低下している肌をタオルでゴシゴシ拭いたら・・・肌にとっては大変な刺激です。赤みの原因になるので注意しましょう。

加齢による影響

年齢とともに、バリア機能は低下しやすくなります。肌のうるおいを保つ力が衰えて、乾燥を招きやすくなるからです。水分保持力が低下すると、角質層にすき間が生じて、刺激を受けやすくなります。

季節の変わり目とホルモンバランス

肌はとてもデリケートで季節の変化やホルモンバランスの影響でも肌に赤みが出ることがあります。
特に月経前は、黄体ホルモンが優位になるため肌が敏感になり、赤み・ニキビ・肌荒れといったトラブルがおきやすくなります。
また季節の変わり目も肌が敏感になりやすいので注意が必要です。
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顔の赤みをストップ!肌のバリア機能を高めよう!

肌の赤み一番の最初のきっかけは「肌のバリア機能」がの低下して、肌が刺激に晒されることです。
●肌のバリア機能とは?
皮膚は外部からの刺激や異物を防ぐ機能が備わっています。また、同時にうるおいを保つ機能も持っています。それらの機能を「肌のバリア機能」と言います。
バリア機能がしっかり働いているお肌は、十分な水分が保たれて、美しい角質層(肌の一番表面の部分)を形成します。
一方、バリア機能が低下すると肌は乾燥しやすくなり、外部からの刺激を受けやすくなります。
例えば、肌に合わないスキンケアが赤みを起こす過程を説明します。
強い合成界面活性剤などは肌の表面の角質を溶かして削ります。健康な状態では問題ないのですが、肌が乾燥してターンオーバーが乱れると肌のバリア機能を低下させます。
① 肌にダメージを与えるスキンケア

② 肌のバリア機能の低下

③ スキンケアが肌の隙間に入り込んで刺激に

④ 炎症(肌に赤み)
酷い場合には、激しい痛みや痒みを生じる肌トラブル(かぶれや肌荒れ、湿疹など)になることも

⑤ 炎症を早く治そうと毛細血管が拡張(さらに肌に赤み)

⑥ やっと改善
ということに。

しかし改善しても①→②→③→④→⑤→⑥というように、炎症と改善を何度も繰り返すうちに毛細血管の拡張が戻らなくなり、常態化(慢性的な赤ら顔)してしまう恐れがあります。

赤ら顔を防止!スキンケアのポイント

痛みやかゆみを伴う顔の赤みは、皮膚科に相談する必要があります。しかし、そうでない場合は、毎日のスキンケアで肌のバリア機能を元気にして、顔の赤みを改善していきましょう!

肌に刺激の少ないアイテムを使用する

赤みが起きている部分は、すでにバリア機能が低下していることが考えられます。そうした状態で、刺激の強いスキンケアや洗顔料はNG。アイテムの成分表示をしっかり確認して、化学成分や添加物が入っていない肌にやさしいアイテムを選びましょう。天然成分で出来たものが安心でおすすめ!

しっかり保湿でうるおいを保つ

バリア機能を低下させる一番の要因は肌の乾燥です!まずは、乾燥対策を行うことが大切。しっかり潤いを与えて、さらに潤いを保てる肌を作るためのスキンケア習慣をはじめましょう。
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バリア機能のカギとなる「セラミド」を意識しよう

肌の保水力を高めるには、角質にある「セラミド」がカギとなります。
セラミドは肌に必要な水分と油分の両方を抱える、美肌に欠かせない潤い物質。
セラミドが育ちしっかり働くようになると、肌の乾燥は改善し、バリア機能もアップします。
ただし、このセラミドは年齢を重ねていくと減少し、50代になると20代の約半分の量にまで減ってしまいます(>_<)。
そこでおすすめなのがセラミドをサポートするスキンケア。
角質内のセラミドの量を増やして活発に働くようにするには、お肌に「必須脂肪酸(特にリノレン酸)」と呼ばれるオイル分を与えてあげることが有効です。
このリノレン酸を含んだスキンケアで、セラミドの働きをサポートするケアを行ってみましょう!

まとめ

顔の赤みはキュートに見えることもありますが、本人には悩ましいことですよね。ましてかゆみや湿疹があればその悩みは深刻です。
今、肌の赤みに悩んでいない方も「肌のバリア機能」が弱まることでいつ赤みが増えても不思議ではありません。日頃から健康な角質を育てるスキンケアで、顔の赤みが出ないように予防をしていきましょうね♪

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