2021/11/26

【40代からの女性必見】日常生活でできる女性ホルモン対策と美肌を保つ方法

女性ホルモンが肌年齢に大きく影響していることをご存じでしょうか。年齢を重ねると、だんだんと肌のハリや潤いを失い、シワやたるみが増えていきます。これは、女性美を司る女性ホルモン(エストロゲン)が減少してしまうからです。そこで今回は、女性ホルモンを上手にコントロールして、いつまでも若々しい肌をキープできる方法をご紹介いたします。

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■女性ホルモンって何?

女性ホルモンは、卵巣から分泌される性ホルモンです。妊娠や出産など女性特有の機能を助ける働きを担っており、血流にのって全身を巡り、女性の体全体を守ってくれています。卵巣で作られる女性ホルモンの量は、一生でわずかスプーン1杯程度でしかありませんが、女性の体に大きな影響を与えています。

ちなみに女性ホルモンの分泌量をコントロールしているのが脳です。脳内にある視床下部はホルモンのコントロールをするとともに、体温や発汗などの調整をする自律神経の管理も行っています。

女性ホルモンには、「プロゲステロン」「エストロゲン」の2種類が存在します。

プロゲステロンは、妊娠に備える体を作るためのホルモンです。受精卵の着床を助けるために子宮内膜を厚くしたり、体内の栄養や水分を蓄える働きがあります。排卵後から生理までの期間に分泌量が増えます。

エストロゲンは、女性らしい体をつくるホルモンで生理後から排卵にかけてたくさん分泌されます。子宮や卵巣、膣などの発達を促し、骨を丈夫にしたり、コレステロールなどの調整する働きがあります。精神面では自律神経に働きかけ、穏やかで安定した気持ちを維持する作用があります。

2種類の女性ホルモンの中でもエストロゲンは、女性らしさや美しさに欠かせない“美肌のホルモン”とも呼ばれています。

<女性美を司るエストロゲンの役割>

1.肌のハリと弾力を保つ

真皮のコラーゲンやエラスチンの合成を促進し、お肌のハリと弾力を保っています。

2.みずみずしい潤いある肌を保つ

真皮のヒアルロン酸を合成し、お肌の水分量を増やし、みずみずしい潤いある肌にします。

3.皮脂を調節し、ツヤのある肌に

皮脂分泌を適切にコントロールし、肌のバリア機能を高めると同時に、お肌にツヤを与えます。
このようにエストロゲンは、肌のハリや弾力みずみずしさツヤ感といった美肌を作る上で欠かせない役割を担っているのです。

しかし、女性ホルモンの分泌量は、生まれてからずっと一定ではなく、加齢ともに減少します。妊娠や出産のためのホルモンということもあり、20代後半をピークに30代半ば頃から卵巣機能が少しずつ低下し、50代前後で閉経を迎える頃には、エストロゲンの分泌量は急激に減ってしまうのです。

■エストロゲンの減少は肌に大打撃を与える

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エストロゲンの分泌量が減少すると、お肌に大きな影響を与えます。

まず、皮膚(真皮)のヒアルロン酸が減り、肌の保水力が低下します。その結果、乾燥しやすい肌になります。肌の乾燥が酷くなるにつれ、小ジワもできやすくなるでしょう。

真皮のコラーゲン生成力も衰えるため、肌のハリや弾力が失われ、肌がたるみがちに。新しい肌を作り出す力も弱まるにつれ、くすみやクマも目立つようになります。

さらにバリア機能が低下して外部からの刺激に反応しやすくなります。すると、突然、肌トラブルが起きやすくなる敏感肌に変わることもあるでしょう。

このようにエストロゲンの分泌量が低下することで、ありとあらゆる肌老化を導いてしまいます。

■女性ホルモンをコントロールすることは可能

女性ホルモンは、脳の視床下部から、卵巣へと指令が伝わって分泌されます。この視床下部は自律神経の中枢でもあります。そのため、更年期に女性ホルモンが減少すると、司令塔である視床下部にも影響を及ぼし、自律神経も乱れてしまいます。

つまり、女性ホルモンと自律神経はお互いに影響を受けやすく、どちらかのバランスが崩れてしまうと、もう一方のバランスも崩れやすくなるのです。

結論から言ってしまうと、加齢とともに女性ホルモンが減少してしまうのは避けられません。しかし、何も対策をしなければ、女性ホルモンは激減するばかり、不調も悪化するのみです。

女性ホルモンを増やすことは難しいかも知れませんが、自律神経を整えることによって、女性ホルモンを上手にコントロールすることは可能です。

■日常生活でできる女性ホルモン対策と美肌を保つ方法

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自律神経の乱れを整え、女性ホルモンの分泌量を上手にコントロールして、若々しいお肌を保つために最もよい方法は私たちの日々の生活の中にあります

1.睡眠

肌の細胞の修復は、私たちの睡眠中で行われます。質の良い十分な睡眠がとれていれば、女性ホルモンの分泌も正常に働きます。逆に、睡眠不足が続くと、自律神経のバランスが乱れ、お肌にも悪い影響を与えます。

朝起きたらすぐに太陽の日差しを浴びることが大事。太陽の光によって脳内にセロトニンが分泌されると共に、夜になると良質な睡眠に欠かせないメラトニンの分泌が促されます。入眠1~2時間前にゆっくりと湯船に浸かったり、アロマオイルを炊いたり、ハーブティーを飲んでリラックスするなど、熟睡できる工夫を行いましょう。

2.食事

食事面では、無理なダイエットや偏った食事を避け、バランスの良い食生活を送ることが大事です。不規則な食生活は自律神経やホルモンバランスを乱します。また、塩分や油脂の多いインスタント食品やファーストフードはできるだけ控えた方が良いでしょう。

1日3食バランスの良い食事がとても大切。それに加えて、女性ホルモンと似た作用のある大豆イソフラボン(納豆や豆腐など)やホルモンバランスを整える作用のあるビタミンE(アボカド、ナッツ類)などの栄養を積極的に摂るようにしたいものです。

3.運動

女性ホルモンの分泌を促進するには、運動が欠かせません。女性ホルモンが減少すると、血管が硬くなり、血流の流れが滞ってしまいがち。そうなると肌にもくすみやクマが出やすくなります。運動によって血流を促すことで、肌のターンオーバーが整い、くすみやクマも解消されやすくなります。

今まで運動を全くしなかったのにいきなりハードな運動では体に与えるストレスが大きすぎます。まずは、リズム運動によってセロトニンを活性化させるウォーキングやゆっくり深呼吸を行い、メンタルケアにも繋がるヨガやピラティスなどから始めてみてください。

4.ストレス対策

過度なストレスは自律神経とホルモンバランスを乱れさせ、肌荒れや吹き出物を作る要因となります。人に合わせるばかりではなく、もっと自分を大切にできる時間を確保しましょう。

自分がやりたいことや興味を持ったことに挑戦してみてはいかがでしょうか。心ときめく何かを見つけることで、私たちに幸福感を与えるセロトニンやドーパミンといった神経伝達物質が活発になります。結果的に女性ホルモンが整い、キレイで若々しい肌でいられるのです。

■女性ホルモンの働きを補う化粧品を使おう

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日常生活である程度までは女性ホルモンをコントロールすることが可能です。しかし、最終的には年齢とともに女性ホルモンは減少していくということは生理学的に間違いありません。

若々しい肌を保つためには、女性ホルモンをサポートする化粧品を使い続けることが必要です。

女性ホルモンが徐々に減っていったとしても、女性ホルモンをサポートする化粧品を使い続けることで、女性ホルモンの代わりに肌にハリや潤いを与えてくれることができるからです。

例えば、ザクロ果実エキス配合の化粧品も良いかと思います。ザクロ果実エキスは、女性ホルモン(エストロゲン)に似た成分を持っているため、乾燥しやすい肌に潤いを導き、コラーゲン生成のサポートに役立ちます。

また、ダマスクローズ配合のエイジングクリームもお勧めです。ダマスクローズは女性ホルモン(エストロゲン)の分泌を促し、肌にハリを与えてくれる効果があります。上質なバラの香りがストレスを緩和し、使うたびに肌のバリア機能を回復します。

女性ホルモンが減少していく40代からのお肌は、ゆらぎやすい敏感な肌となっていきます。お肌に負担をかけないように、化学合成された防腐剤や着色料などが配合されていない化粧品を使った方が良いかと思います。

女性ホルモンに全面的に頼れない年代だからこそ、お肌をいたわりながらも肌本来の美しさを引き出す化粧品を使い続けていきたいものです。

■まとめ

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私たちの肌は女性ホルモンによって守られてきました。しかし、年齢を重ねるごとに女性ホルモンに100%依存することはできなくなっていきます。日常生活の中で女性ホルモンを上手にコントロールすることは可能です。いつまでも若々しいお肌をキープできるように、できることから始めてみましょう。

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