2022/10/13
年齢が出やすい目元のケア、どうしていますか?
年齢が出やすい顔のパーツといえば、【目元】ですよね。笑ったときにできる目尻の小ジワ、下まぶたのくすみ、くぼんで黒い影ができるなど、悩みは尽きないものです。マスク生活もまだ続いている今、視線が集まりやすい目元のエイジング対策は女性として重要です。そこで、今回は自分でできる目元ケアについてお話します。
目元にシワやくすみがでやすい理由
目の下の皮膚は、0.6mmと極めて薄く、皮脂腺や汗腺もほとんどありません。そのため、ちょっとした刺激ですぐにダメージを受けてしまいます。特に秋から冬にかけては乾燥しやすい季節なので、油断するとすぐにちりめんジワができてしまうので要注意です。
目も下のクマやたるみも老け顔に見られやすい原因となります。クマにもいろいろな種類があり、たとえば、青っぽいクマができてしまう原因は、血行不良です。寝不足や冷え、スマホやタブレッドのし過ぎなどによって目周りの血流が悪くなってしまうことによって引き起こされます。
黒っぽいクマは、たるみが原因です。ハリが失われた肌は、影によって黒っぽく見えます。茶色っぽいクマは、色素が沈着しているために起こります。日焼けなどが原因です。
ちりめんジワには保湿クリームで
乾燥によるちりめんジワをなくすケアとして、化粧水で目の周りを柔らかくほぐし、美容液で必要な成分を補給します。その後、アイクリームやクリームを使用するという流れです。
アイクリームやシワ専用クリームを使用する場合は、合成ポリマーが含まれているかどうかチェックしてください。成分表示にカルボマー、PVP、ポリアクリル酸Na、ポリクオタニウムー6、ポリ酢酸ビニルなどが書いている場合、避けていただきたいです。これらは合成ポリマーの一種です。
合成ポリマーは、皮膚に薄いビニールの膜を作ることによって、水分を閉じ込めて、シワやたるみを目立たなくします。これは肌が良くなったのではなく、見せかけのハリと潤いです。やがて、皮膚分泌が正常にできなくなり、ターンオーバーが乱れ、いつの間にか乾燥や肌荒れしやすい肌へと変わっていきます。
肌は本来、自ら美しく健康になろうとする自然治癒力が備わっています。この力を活性化し、素肌を整えていくのが、天然成分でできたクリームです。たとえば、ダマスクローズやアボカドオイルが配合されたクリームは目元ケアにお勧めですね。
ダマスクローズに含まれる成分には、皮膚の弾力を回復する働きがあります。優雅で女性らしい香りが脳を刺激し、肌のターンオーバーが促進していきます。アボカドオイルに含まれるオレイン酸は保湿力が高く、しっとり滑らかな目元になっていくでしょう。
ホットタオル(蒸しタオル)を用意します。洗顔後、目の上にホットタオルを置いて、1分間ほど温めてください。滞っていた血流が促進されていきます。その後、目元にクリームを重ね塗りすることで、美容成分が浸透しやすくなり、シワ改善効果も倍増するでしょう。
下まぶたのたるみにはコラーゲンを増やすケアを
真皮にはコラーゲン線維が張り巡らされています。コラーゲンは真皮にある線維芽細胞で作られていますが、加齢によって生成力が弱まっていき、眼球まわりの脂肪を支えられなくなると、涙袋のたるみになってしまいます。皮膚がたるんでしまうことで影ができ、それが黒っぽいクマに繋がります。
このような目の下のたるみや黒クマ対策としては、皮膚のコラーゲンを増やす有効成分を塗ることが大事です。最近の研究によってクランベリーオイルはコラーゲンを増やす働きがあることが判明されました。
クランベリーオイルに含まれるスーパービタミンE(トコトリエノール)は、普通のビタミンEの40~60倍の抗酸化力を持っています。老け顔の元となる活性酸素を無毒化させ、コラーゲン生成に関わりのある成分です。
天然のクランベリーオイルを目の周りに塗って、軽くマッサージするように伸ばすことで、皮膚に素早く浸透していきます。下まぶたのたるみや黒っぽいクマを改善するのに大いに役立つでしょう。
コラーゲンを増やすケアだけでなく、眼輪筋を鍛えるエクササイズも行ってみてください。下まぶたには、眼輪筋という筋肉があります。そこの筋肉を鍛えることで、下まぶたのたるみや黒っぽいくすみを改善できます。眼輪筋を鍛えるエクササイズはとても簡単で、目を大きく見開いたり、つむったりするだけ。あと、目をぐるぐると八の字に動かすという方法もあります。これらを毎日継続して行うことが大事です。