2022/02/08

口元のたるみやほうれい線を消すことはできる?原因と対策について紹介!

マスク生活が当たり前となった昨今。マスクを外した顔を鏡でみたとき、「あれ、こんなに老けていたかしら…」と驚いてしまう人も多いのでは?特に口元は「たるみ」や「シワ」など、老化サインが出やすいところです。そこで今回は、今日からできる口周りのエイジング対策について紹介いたします。

なぜ、口元のたるみやほうれい線はできるの?

“シワは乾燥によってできる”と思い込んでいる人もいるでしょう。たしかに小じわは乾燥によってできやすくなります。

しかし、保湿しても消せないシワは、乾燥だけが原因ではありません。特に口元の深いシワができてしまう原因は、ほかにも考えられます。

原因① 線維芽細胞の働きが衰えてしまったから

肌の弾力を内部から支えているのが、コラーゲンエラスチンという線維です。コラーゲンもエラスチンも、線維芽細胞によって作られます。

真皮に存在する線維芽細胞は、肌のハリと弾力のもととなるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを生み出す、まさに母のような役割を果たしています。

若い時に肌内部からハリや弾力を感じられるのは、この線維芽細胞が活発に働いているから。しかし、加齢とともに線維芽細胞の働きは衰えていき、コラーゲンやエラスチンなどが生み出されにくくなります。

コラーゲンが減少してしまうと肌の弾力が失われ、皮膚は紙のように薄く硬くなってしまいます。それによって表情で折りたたまれたところにシワが刻まれてしまうのです。たるみもシワと同じで、コラーゲン減少によって、肌自身の重みが重力に耐え切れずに垂れ下がってしまいます。

「肌にたるみやシワができている」と実感したときは、すでに真皮内で線維芽細胞が衰えてしまっており、コラーゲン減少のサインです。口元のたるみやほうれい線の予防には、コラーゲンを生み出す線維芽細胞の働きを活性化させることが必要です。

原因② 表情筋の衰え

口元の老化は、コラーゲンの減少ばかりではなく、表情筋も深く関係しています。

顔はたくさんの表情筋によって構成されています。口の周りには「口輪筋」という筋肉が存在し、唇を閉じたり、口先をとがらせたりする働きを担っています。
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※赤い線が「口輪筋」です
最近のマスク生活によって会話や表情を作ることが少なくなってしまいました。また、マスクにより口元が隠れるために表情にゆるみが生じてしまいがちです。

それによって口輪筋をはじめとした表情筋が衰えてしまい、口元のたるみやシワが生じます。気が付いたら、ほうれい線やマリオネットラインが目立っていき、どんどんと老け顔が進んでしまいます。

マスク生活でゆるみがちな表情筋を意識して鍛えることで、口元のシワやたるみを予防することは十分に可能です。

口周りのたるみ・ほうれい線の予防&改善法の紹介

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口元のたるみやほうれい線は誰にでも平等に訪れる老化サイン。老化に抵抗するのは難しいことですが、努力次第で老化を遅らせることは十分に可能です。

1.ふだんの生活を見直す

ふだんから緊張感が足りない表情をしていると、口元がゆるんでしまいます。ポカンと口を開けっぱなしにしていたり、だらけた口元であったりすると、口周りの筋肉がゆるみ、そこにたるみやシワが生じます。

マスクをしている生活であっても口を閉じてキュッと口角を引き上げるという意識を持つことによって、口周りの見た目に大きな違いがでてきます。

また、日頃から姿勢を正すように意識することが大事です。うつむきがちの姿勢だと顔の肉が重力に耐えきれずにたるんでしまうので要注意です。

顔のたるみは口元のたるみやシワと連携しています。姿勢がよいと見た目だけでなく、顔や口元のたるみ予防となりますので、姿勢の良い習慣を身につけましょう。

2.顔筋トレで口輪筋を鍛えよう

口元は外側から強く引っ張りあげると、摩擦でかえってシワの原因になることも!摩擦によるリスクを軽減するためにも、内側からの顔筋トレでたるみ予防を心がけましょう。

トレーニングを4つ紹介いたします。やりやすいものから1つでも取り入れてたるまない肌づくりに役立ててください。
<ムンクの叫び顔筋トレ>

1.唇を前にすぼめて「お」の形にします。(ムンクの叫びのようなイメージ)
そのとき、頬と鼻の下を十分に伸ばします。
2.①の表情を保ちながら、目線を上にあげて、その口のまま左右に平行移動させます。
3.右に5秒ほどキープします。(左も同様に) これを5回ほど繰り返して1セットです。

★ポイント
※1日3セットを目安に行う
・ほうれい線を伸ばすように意識する
・恥ずかしがらずに思いっきりやってみる
<舌ぐるぐる回しの顔筋トレ>

1.口を軽く閉じたまま、舌で円を描くように歯茎のなぞるように回していきます。
2.右回り、左回りともに20回ずつ、ゆっくりとなぞってください。(1セット)

★ポイント
・1日3セットを目安にやってみる
・顔周りの筋肉を意識すると効果アップ
・トレーニング効果を発揮するためにも毎日行う
<ペットボトルを使った顔トレ>

ペットボトルをつかって口元のたるみを予防する顔トレです。

1.まずは500mlのペットボトルの空を用意します。
2.下を向いたまま、唇だけでペットボトルをくわえます
3.肩幅くらいに足を開いて、①の状態で息を吸い込みます。
4.③の状態を10秒ほどキープします。この動作を3セット行います。

★ポイント
・ほうれい線を伸ばすイメージで吸い込む
・空のペットボトルに慣れてきたら、少量の水を入れてやってみる
<割りばしを使った顔トレ>

割りばしをトレーニンググッズとして利用します。

1.割りばしを唇の間にはさみ、口を「い」の形にします。
2.唇の横の筋肉に意識を集中し、口角を引き上げます。
3.割りばしを挟んだまま、唇をゆっくりと縮めて「う」の形にします。
4. ①~③を繰り返します。(3分間くらい)

★ポイント
・口角を意識して引き上げる
・割りばしではなく、市販のグッズを使うのもあり

3.コラーゲンを増やす成分入りの化粧品を使う

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年齢とともに肌の機能は低下していきます。20、30代の頃のころから使っているスキンケアをそのまま使い続けていると、肌の老化や乾燥のスピードが早まります。今使っている化粧品が年齢に合ったものなのか、もう一度、確認してみましょう。

もし、今の自分の肌には物足りないというのであれば、ハリや弾力にアプローチするエイジングケア化粧品を取り入れることが大切です。

たるみやシワが気になるなら、真皮にあるコラーゲンを増やすものがベストです。

口元にハリがなくなり、たるみやシワができてしまうのは、真皮にあるコラーゲンを生み出す力が弱まってしまったから。だからこそ、コラーゲンを増やすことが必要となってきます。

「肌内部のコラーゲンを増やすなら、コラーゲン配合の化粧品を使おう」と考える人もいるでしょう。しかし、コラーゲンは分子が大きいため、コラーゲン配合の化粧品を塗っても肌の真皮まで浸透しません。シワ対策に有効なのが、真皮のコラーゲン生成をサポートする成分が配合された化粧品を取り入れることです。

スーパービタミンE(トコトリエノール)は、コラーゲンの生成をサポートしてくれる成分です。クランベリー種子オイルに豊富に含まれており、抗酸化作用があります。コラーゲンの生みの親である真皮にある線維芽細胞の働きを活性化させる作用があります。

ほうれい線のラインは、乾燥している部分ほど深くなります。皮脂分泌が少ない口周りは、顔の中でも乾燥しやすい部位ですので保湿ケアは念入りに行うべき。抗シワ効能が認められた有効成分入りの化粧品でしっかり保湿ケアをしてみてください。

まとめ

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長引くマスク生活で、顔のたるみやほうれい線など老け顔になりがち。できてしまった深いシワやほうれい線を消すことは難しいですが、毎日のケアの積み重ねによって、目立ちにくくすることは可能です。

口輪筋を鍛えるトレーニングやコラーゲン生成を促すスキンケアを用いながら、いつまでも若々しくハリのある口元をめざしてみてはいかがでしょうか。

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