2022/11/28
「もしかして、肌たるんでる?」 そんなときの対処法
「あれ?じっくりと鏡をみてスキンケアしていたら、全体的に顔がたるんできたような気がする…」そんな悩みを抱えている人も多いのでは?肌のたるみは実年齢よりも老けた印象を周りに与えてしまいがち。肌のたるみが気になったら、早めのケアがおすすめです。
なぜ、肌はたるむのか?
真皮の大部分を占めており、肌のハリを保つ働きがあります。
・エラスチン
コラーゲン同士を繋いで肌の弾力を保つのに役立っています
・ヒアルロン酸
ゼリー状の物質で、細胞同士をつなぐ働きがあります。
ヒアルロン酸1gで6リットルもの水分を蓄えられると言われています。
「真皮」にあるこれらの物質のおかげで肌のハリと弾力が保たれているというわけです。
しかし、年齢を重ねると、真皮のコラーゲンやエラスチンの働きが減少し働きが弱くなります。また、水分を保つヒアルロン酸も変質していき、肌の水分や弾力を失ってしまいます。
その結果、目元の皮膚に弾力がなくなって涙袋のたるみができたり、頬の厚い脂肪を支える皮膚がたるんでしまったり、口元のほうれい線やマリオネットラインが目立つようになったり、顔全体がたるんでいきます。
コラーゲン入り化粧品で改善できるの?
コラーゲンやヒアルロン酸入りの化粧品を手にとってみると、「肌のたるみに効く」「肌にハリを保たせる」などといったフレーズが書いてあったりするので効果はありそうです。
しかし、実際は違います。コラーゲン入りの化粧品を塗っても、分子が大きいコラーゲンは肌に浸透しません。しかも人間の体というのは、自己以外の侵入した物質は異物として受けつけないからです。
“保湿”という目的があってこれらの化粧品を使用するならよいのですが、肌の内側からハリを作りたいのであれば、その効果は期待できないでしょう。
肌のたるみは改善できないのだろうか?
そのために必要なのが、肌にコラーゲンを増やすようにケアしていくことです。コラーゲン産生に役立つのが、驚異的な抗酸化力を持つと言われるクランベリーオイルです。
クランベリーオイルが肌のたるみに効果あるワケ
スーパービタミンE(トコトリエノール)は驚異的な抗酸化力があり、活性酸素を除去する力があります。そして、ヒアルロン酸やコラーゲンの生成を助ける働きがあると言われています。スーパービタミンEを含んだ細胞は含まない細胞に比べてコラーゲンを生成する力が1.6倍もあるのです。
クランベリーオイルはコラーゲン産生力があるだけではありません。セラミドを育てる働きもあるのです。
細胞間脂質にあるセラミドは角質に水分をしっかりと閉じ込めておく大事な働きを持っています。セラミドが十分にある肌はハリとうるおいがあって、肌がたるみにくいです。ですが、角質内のセラミドが減少してしまうと、たるみやシワができやすくなります。
クランベリーオイルには、「オメガ3」という必須脂肪酸の一種が含まれており、セラミドの産生に役立つ成分です。肌のうるおい物質であるセラミドが育つことで肌はふっくらとし、ハリと弾力が生まれます。
オメガ3やスーパービタミンEがたっぷり含まれたクランベリーオイルをスキンケアに取り入れることによって、たるみやシワの改善に期待できます。
クランベリーオイルの効果的な使い方
クランベリーオイルは親水性のある天然植物オイルなので、化粧水の浸透をようするブースター代わりとして使えます。洗顔してタオルで軽く顔をふいたあと、クランベリーオイルを適量、顔全体になじませます。そのあとに化粧水をつけるだけ。水と油の関係でありながら、不思議となじみがいいのに驚くでしょう。
<マッサージオイルとして使う>
クランベリーオイルを適量、手の平にのせて、顔全体をマッサージします。最初の一週間は毎日行い、その後は週2.3回ペースでやってみるとお肌の調子が良くなります。お風呂上りのスキンケアタイムに取り入れても良いですし、湯船に浸かりながらのマッサージも心地よく行えます。