2022/07/28

美白化粧品って本当に効果あるの?

紫外線が強くなる夏の季節に気になるのが、シミ対策。「美白化粧品を使えば安心」と思っている人も多いかと思いますが、本当に美白化粧品を使っていれば安心なのでしょうか?また、使い続けることによる肌へのデメリットはないのでしょうか?

美白化粧品の代表格であるハイドロキノンについて

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美白作用のある物質の中で有名なのが、「ハイドロキノン」です。ハイドロキノンは、もともと医療現場で使われていましたが、2001年の化粧品規制緩和によって、通常の化粧品にも配合できるようになりました。

ハイドロキノンは、黒いメラニンを淡色化する強い還元作用と、高いメラニン合成抑制作用を持つ美白剤です。他の美白成分より強い作用を持っているため、別名「肌の漂白剤」とも言われています。

先ほどお伝えしたように、ハイドロキノンは、メラニン色素合成を抑える作用があります。その強さは、アルブチンやコウジ酸の数十倍から数百倍と言われています。強い力を持っていますが、使い方を間違いたり、肌に合わなかったりした場合、赤みやヒリヒリ、白斑といった副作用をもたらすことも珍しくありません。

そして、ハイドロキノンを長い間使い続けることにより、肌にも悪い影響をもたらしかねません。というのも、ハイドロキノンは、皮膚のバリア機能を突き抜け、真皮層にあるメラノサイトを破壊する力を持っているからです。その結果、バリア機能が低下してしまい、肌を乾燥させます。

また、忘れてはならないのが、「メラニン=悪者」とは断言できないところです。肌にとって大敵というイメージの強いメラニン色素ですが、本来は紫外線から、肌を守ってくれる重要な働きがあります。

ですから、ハイドロキノンによってこのメラニンの働きを攻撃し、無力化してしまうことによって、紫外線UV-A波が真皮まで届きやすくなってしまい、肌にいろいろなダメージを与えていきます。

たとえば、真皮層まで届いた紫外線の影響から、コラーゲンやエラスチンが破壊され、深いシワやたるみがつきやすくなったり、細胞核内の染色体であるDNAを破壊し、皮膚がんへのリスクを高めたりします。

美白化粧品に頼らずともシミやくすみケアはできる!

このように美白化粧品をつかうことでシミ予防などのプラス面に働くこともあれば、肌にとってマイナスを与える場合もあるのです。では、美白化粧品をつかわずにシミの少ない透明感ある肌になる方法はあるのでしょうか?

それは、【肌のターンオーバーを整えること】です。

通常のメラニン色素というのは、肌のターンオーバーとともに排出されていきます。ですが、メラニンの過剰活動が治まらずに、メラニンの排出が遅れることでシミとなって残ってしまいます。

ターンオーバーを整えることによって、時間とともにメラニンは垢と一緒に剥がれて落ちて、シミができにくくなるのです。わざわざ、リスクのある美白成分をつかわずとも、肌のターンオーバーを整えることによって、シミやくすみ予防はできるというわけです。

ところで、どうしたら肌のターンオーバーを整えることができるのでしょうか?

セラミドを育てるスキンケアが大事

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肌のターンオーバーを整えるには、角質内のセラミドを育てることがポイントです。

ターンオーバーが乱れると、角質内のセラミドが減少して、うるおいを保ちにくくなります。また、皮膚のうるおいが保てなくなると、ターンオーバーが遅れるという悪循環を繰り返します。

そこでお勧めしたいのが、クランベリーシードオイルをスキンケア化粧品の中で取り入れることです。クランベリーシードオイルには、αリノレン酸(オメガ3の一種)がたっぷりと含まれています。αリノレン酸は、細胞膜やセラミドを増やして、うるおいをアップする働きを持っています。

セラミドが増えることによって、角質内のうるおいとキメが整い、それだけで肌の透明感がアップします。また、皮膚がうるおいで満たされることで、ターンオーバーが整い、メラニンの排出もスムーズにできます。

ちなみに、クランベリーシードオイルには、天然の美白成分アルブチンが自然の形で含まれています。
アルブチンとは、メラニン色素の合成に関わる酵素(チロシナーゼ)に直接作用し、メラニン色素の合成を阻害する働きを持っています。使い続けることで透明感ある素肌に変わっていくでしょう。

まとめ

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美白化粧品の代表格であるハイドロキノン。強い還元作用を持っていますが、肌を白くしたいと使い続けて、肌本来の美しさを損なってしまう可能性もあります。肌のターンオーバーを整えるスキンケアであれば、肌に負担をかけることなく、シミの予防に繋がります。セラミドを育てるクランベリーシードオイルで透明感ある肌をめざしましょう。

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