2019/09/27

石鹸が乾燥の原因?メーカーが内緒にしておきたい泡立ちの秘密とは

たっぷりモコモコの泡がかえって肌に刺激に!?その秘密は…。肌が敏感で乾燥しやすいあなたは、洗顔から見直すことをおすすめします。

先日、お客様からこんなご相談をいただきました。

「石鹸洗顔を始めました。私が使っている石鹸は泡立ちがとても良く、時間をかけてモコモコの泡を作って丁寧に洗顔しています。泡がクッションになるので肌には優しいはずなのに、洗顔後の肌は突っ張り感があり、肌が乾燥しやすくなりました。このまま石鹸洗顔を続けても良いのでしょうか?」

私自身も石鹸洗顔を始めてからお肌の調子が良く、洗顔アイテムのご相談をいただくと石鹸をオススメしています。しかし、石鹸によってはオススメできないものもあるのも事実です。
お客様がお使いになられているように泡立ちが良すぎるものにはある成分が含まれていて、お肌には刺激が強いものなのです。場合によってはニキビなどの肌トラブルを引き起こすこともあります。
今回は泡立ちの良い石鹸の秘密について解説していきます。

泡立ちの秘密は〇〇剤

一般の洗顔石鹸には「発泡剤が含まれています。発泡剤は成分名ではなく、泡立ちをよくすることを目的に配合された合成界面活性剤の総称です。発泡剤は合成界面活性剤の中でも比較的刺激が強い成分です。泡立ちをよくするため発泡剤がたくさん使われることが多いようです。
市販されている石鹸の中でも不自然なくらいモコモコに泡立つ石鹸や、リッチでクリーミー(しかも、高額)な泡が出る石鹸ほど発泡剤が含まれているので厄介です。

発泡剤の種類

では、発泡剤にはどのような種類があるのでしょうか。どんな成分に注意して石鹸を購入したらよいのでしょうか?様々な種類がある発泡剤の中でも特に注意していただきたい成分は次の3つに部類されるものです。
1.DEA,TEA,MEA群
コカミドDEA
コカミドTEA
ココイルグルタミン酸TEA など
○○TEA,○○DEAのように表記されている成分です。
(なお、エタノールアミン(EA)と表記のある成分もこの仲間です。)

2. PEG群
PEG60水添ヒマシ油
オリーブ脂肪酸PEG
オレイン酸PEG-●(●には数字が入ります) など
上記のように、PEGが油脂や脂肪酸にくっついている成分です。
PEGはポリエチレングリコールの略です。PEGはタンパク質を水に溶かす働きがあります。そのため汚れは落としやすいですが、肌へのダメージも強いです。

3. 硫酸系
ラウリル硫酸〇〇(ラウリル硫酸Na(SLS)など)やラウレス硫酸〇〇
パレスー3硫酸〇〇
スルフォン酸〇〇 など
〇〇にはNa(ナトリウム)やアンモニウムなどが入ります。ラウリル硫酸Na(SLSとも呼びます)は粒子が細かく浸透しやすいため刺激が強いです。値段も安く泡立ちが良いのでかつては様々なシャンプーや石鹸、歯磨きに配合されていました。
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泡は肌を傷つけない?

お客様がおっしゃっていたように、泡はクッションになります。しかしながら、発泡剤の刺激と手で直接顔を洗った時の刺激の強さを比べるとはるかに発泡剤の刺激の方が強いです。そもそも石鹸は無理に大きな泡を作らなくても摩擦は防げます。石鹸を水につけると、石鹸分子が膜を作って水を挟み込んで、ミルフィーユ状(石鹸→水→石鹸→水)になります。そのため、横滑りしやすくなります。浴室で間違えて石鹸を踏んでしまった時のことを思い出してみてください。泡立っていないのに滑りますよね。泡立っていないと摩擦で肌が傷つくというのは、石鹸の泡立ちをアピールしたい化粧品メーカーが言い出した宣伝文句です。「泡立ちが良すぎる石鹸=肌への刺激が強い石鹸」という法則は石鹸職人たちの間では常識とか・・・

石鹸の真実

ここまでお読みいただくと「石鹸の中には泡立ちを意図的に作られたものがある」ということがおわかりいただけたと思います。

では、どんな石鹸を選べばよいのでしょうか?

「原料の油脂がわかって、発泡剤はもちろん、香料や着色料などが配合されていない成分がシンプルな石鹸」
がおすすめです。
また、
泡立ちに惑わされず、洗い上がりも変なヌルヌル感が残らないものを選びましょう!(ヌメリが残るものは、肌にしっとり感を与えるため、肌に残るタイプの界面活性剤が含まれていることも…洗浄成分が肌に残って良いわけないですよね。)

上の条件を満たした天然成分100%の石鹸をご紹介します!
■丹波黒豆の豆乳とゴマの手作り石けん
丹波黒豆は通常の黒豆と比べて粒が大きく、高い栄養価があります。特に黒豆の種皮に含まれる「アントシアニン」はシミ・シワ・たるみなどの原因「活性酸素」を強力に防ぎます!女性に嬉しいイソフラボンもたっぷり♪また天然のビタミンEをたっぷり含むゴマ油が主成分。肌を保湿しながらシミ・シワの原因を除去するため、乾燥や年齢が気になる肌にも最適!(外部のウェブサイトに移動します。)
丹波黒豆の豆乳石けんの全成分はこちらです
ゴマ油、ヤシ油、パーム油、水、水酸化ナトリウム、豆乳、オリーブ油、ヒマシ油、コメヌカ油、ツバキ油(つまり・・・天然のオイルと豆乳とアルカリ成分だけで作った純粋な石鹸です。)

まとめ

モコモコの泡で洗った方が肌には良いと思われがちですが実は肌にダメージを与えていることも・・・
肌の乾燥が続くのは石鹸が原因の可能性もあります。今一度、お手元の石鹸やボディソープを見直してみてください。

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