2022/01/21
冬のどんより肌くすみを改善!透明肌を保つための3つのステップとは?
大人肌を悩ませる「くすみ」。特に冬の乾燥しやすい時期に肌のくすみに悩む人もいるのでは?美白化粧品をつかっても一向に改善しないなら、スキンケアや生活習慣を見直す必要があります。 実は、くすみ肌はシワやシミに比べて解消しやすい肌トラブル。「年齢だから」と諦めずに透明肌をめざしましょう。
目次
どうして肌はくすむの?くすみが起こる原因
肌がくすむ原因は、一つだけでなく、いくつかの要因が考えられます。
たとえば、「肌のくすみが一日中続く」という人は、角質が溜まっている、もしくは、メラニン色素が排出できていないなどの原因が考えられます。また、「朝はくすんでいないのに、夕方になるにつれ肌がくすむ」という人は、肌が乾燥することによってキメが粗くなり、影となってくすんで見えるケースもあるでしょう。
このように肌がくすむ原因はさまざまであり、その原因によってくすみの種類が決まります。
まずは、くすみ肌のタイプと特徴を知ろう
<角質肥厚によるくすみ>
〇泡洗顔をした後は一時的に肌のトーンが明るくなる
古くなった角質が溜まってごわついたくすみです。肌の新陳代謝(ターンオーバー)の乱れが原因で、古くなった角質が蓄積されて肥厚化した状態です。グレーがかった色をしており、ごわついています。
<乾燥によるくすみ>
〇乾燥しやすく、肌のキメが乱れている人に出やすい
気温が下がって空気が乾燥すると、肌の水分を逃がさないように角質が厚くなり、透明感は損なわれます。
また、乾燥した肌はキメが粗く、光を均等に反射することができません。キメの荒い乾燥した肌に影ができて、くすみとなります。
<血行不良によるくすみ>
〇目の下にクマができやすく、むくみやすい人に出やすい
〇体が冷えたり、睡眠や運動不足で起こりやすい
体が冷えたり、睡眠や運動不足などによって血液やリンパの流れが滞ると、肌の組織や細胞に十分な酸素や栄養が届くことなく、老廃物が溜まってしまいます。その結果、顔色が悪く見えます。
皮膚が薄い目の周りは特に血流の滞りが出やすい部位です。目の下に青黒いクマができたら、血行不良によるくすみが起きている証拠です。
<炎症によるくすみ>
〇紫外線や花粉など外的刺激に対して肌が敏感に反応する
〇化粧品が合わないと肌がヒリヒリしたり、かゆくなりやすい
肌が炎症していると、血管が拡張して血流が増します。その結果、赤っぽいくすみ肌になります。もともと肌がデリケートな人に出やすいくすみです。
紫外線や花粉など外的刺激によって赤ぐすみが起こりやすいですし、化粧品の成分が合わないと肌がかゆくなったり、ヒリヒリと染みやすいです。
<肌の糖化によるくすみ>
〇糖質や脂質の多い食生活を送っている
肌の弾力を支える真皮層が黄色く変色することで起こるくすみです。食事から摂った余分な糖質が体内のタンパク質と結び付いて変性させ、老化促進物質であるAGE(糖化最終生成物)を作り出し肌をくすませます。
冬の寒い時期に出やすいくすみはこれだ!
冬は気温が低い上に空気が乾燥しているため、肌も乾燥しやすいです。肌の乾燥が進んでいくと、皮膚のキメが粗くなり、毛羽立ちます。そうなると光をうまく反射することができずに、肌がくすんで見えてしまうのです。
また、冬の寒さは血行不良になりがち。血液循環が滞ることで、肌の血色が悪くなり、どんよりとした暗い肌になってしまいます。
さらに、乾燥や血行不良は、肌の新陳代謝(ターンオーバー)の乱れを引き起こすきっかけに。
肌のターンオーバーとは、新しい細胞が生まれ、表皮に上がってきて、やがて古い角質が剥がれ落ちるサイクルのことです。ターンオーバーが正常であれば、キメの整ったふっくらした肌になります。
しかし、冬の外気は冷たくて乾燥しやすいため、肌のターンオーバーが正常に機能せず、余分な角質が蓄積されていき、ごわついたくすみを引き起こす原因となるのです。
冬のくすみ肌を解消するための3つのステップ
1.生活習慣を見直して体内からケア
質の高い睡眠は、美肌づくりの土台です。睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌の水分保持量を増やし、ターンオーバーを促進する作用があるので、十分な睡眠をとるように心かけてください。
適度な運動もくすみ解消に役立ちます。デスクワークの人は1時間に1回ストレッチをしたり、首を回したりするのも良いです。また、できれば定期的にウォーキングなど有酸素運動をすることをおすすめします。
食生活では、体を温める食材を摂るようにしましょう。具体的には、レンコンやゴボウなどの根菜類、ショウガやニンニクなどが挙げられます
さらに、ナッツ類や油脂、魚介類に多く含まれるビタミンEも血行を促進する栄養素です。グレープフルーツやキウイなど果物に含まれるビタミンCと一緒に取ることで、美白効果が高まるでしょう。
2.入浴タイムを有効的に使おう
湯船に浸かりながら、マッサージクリームや美容オイルでお肌をマッサージするのもおすすめです。蒸気によってマッサージ効果も高まり、血色が良くなることで透明感ある肌に変わっていきます。
入浴中に角質ケアも行うと良いでしょう。肌に角質が溜まった状態では、いくら保湿ケアをしても浸透しません。まずは、蓄積された角質を取り去ってクリアな肌にしておくことが大事です。
角質ケアとしてピーリングを選びがちですが、冬の乾燥しやすいデリケートな肌には刺激が強すぎます。肌に負担をかけないシンプル処方で低刺激なスクラブ剤でのケアをおすすめします。
3.保湿ケアは質にこだわる
保湿ケアのポイントは、水分を与えるだけではなく、保湿成分を補給するということです。水分を肌にキープする保湿成分でなければ、肌はすぐに乾燥してしまいます。
肌のうるおいを継続的に保つには、α-リノレン酸が配合されたスキンケアを取り入れてみてください。α-リノレン酸は、保湿成分「セラミド」を育てる成分であり、肌を活性化させ、ターンオーバーを正常に戻す作用が期待できる成分なので、くすみ解消に期待できます。
そして、くすみが気にある朝にぴったりのケアが、保湿パックです。肌を密閉して有効成分を肌内にグッと入れ込む効果があり、即効性が期待できます。パックにもいろいろな種類がありますが、くすみの原因でもある乾燥や血行不良を緩和できる保湿タイプのものを選ぶと良いでしょう。
まとめ
体内からのケアとして睡眠、食事、運動など生活習慣の見直しが大切ですし、スキンケアでは肌の水分を逃がさないようセラミドを育てる成分が配合されたスキンケアを取り入れることがポイントです。
くすみ肌を解消して見た目年齢マイナス5才の透明肌を目指しましょう。