2021/11/12

老け顔サイン「たるみ」を徹底予防!ハリのある若々しい肌をキープするには?

鏡にうつる自分の顔を眺めながら、「昔と何だか違う…」と感じた経験はありませんか?もし、顔全体がぼやけたり、フェイスラインが緩んできたように感じたら、それは肌のたるみのサインです。 たるみはシワと同様にできてしまってから改善しようとするのは大変です。気になったらすぐに適切なケアを始めるのが得策です。そこで今回は、日々の生活の中でできる「たるみ予防法」について紹介いたしましょう。

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■なぜ、肌はたるんでしまうのか?

真皮には、たんぱく質の線維成分であるコラーゲンエラスチンが存在し、ヒアルロン酸がその隙間を埋めています。そして、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生み出すのが、線維芽細胞です。

コラーゲン線維は網目状のネットワークをつくり、エラスチン線維はコラーゲンをしっかりと繋ぎ止めるように支えています。線維同士の結びつきが強ければ強いほど、肌のハリと弾力はしっかり保たれます。

しかし、加齢とともに線維芽細胞の働きが衰えたり、線維芽細胞の数自体が減ってしまうと、コラーゲンやエラスチンを生み出す力が弱まります。

するとコラーゲンの弾力がなくなり、コラーゲン同士のネットワークを維持するエラスチン線維も減少。肌のハリや弾力が失われてしまうのです。

また、紫外線の影響によってコラーゲンやエラスチンがダメージを受け、シワやたるみは加速していきます。さらに、加齢とともに代謝が低下し、皮下脂肪の蓄積も肌をたるませる要因です。

-肌のたるみの現れ方はいろいろある

鏡をみて、ここに挙げたたるみが出ていないかチェックしてみましょう。

1.たるみ毛穴

若い頃は、コラーゲンが毛穴の周りをしっかりと支えていました。しかし、コラーゲンやエラスチン線維が減少すると、毛穴を支えきれなくなり、毛穴がひっぱられて縦長のしずく形に垂れ下がります。たるみの中でも初期の段階で現れるのが、この「たるみ毛穴」です。

2.目の下のたるみ

目の下にシワができたり、くぼみや陰ができる症状です。目元はもともと皮膚が薄くて、乾燥しやすい部位です。それに加え、まばたきによって負荷がかかりやすく、年齢とともにダメージが蓄積されていき、目の下にたるみが生じます。

3.フェイスラインのたるみ

フェイスラインのたるみの一番の原因は、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸が減るためです。また、肌の土台である筋膜のゆるみが原因となって、顔の脂肪を支えることができなくなると、フェイスラインがたるんだり、二重あごができます。
このように顔によってたるみの現れ方は人それぞれ違いますが、真皮のコラーゲンやエラスチンの変形と減少によって脂肪を支えきれずにたるんでしまうという原因は共通しています。

しっかりとした肌のハリや弾力をキープするためにも、日頃からたるみ予防対策を行うことが肝心です。

■「たるみ」の予防対策を紹介

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私たちの肌は、日々老化に向かっています。だからこそ、思い立ったらすぐにエイジングケアをしてください。そこで、今すぐにできる肌たるみの予防法をご紹介いたしましょう。

-抗酸化成分を体内外から取り入れる

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肌の宿敵ともいえる活性酸素は、真皮のコラーゲン線維を傷つけ、シワやたるみの原因を作ります。

活性酸素の働きを抑える物質が、抗酸化成分です。私たちの身体にも抗酸化力が備わっていますが、加齢とともに衰えしまうので、食品や化粧品から抗酸化成分を補うことが大切です。

抗酸化力の高い栄養素といえば、抗酸化3大ビタミンです。抗酸化3大ビタミンとは、「ビタミンA」「ビタミンC」「ビタミンE」で、これらをまとめて「ビタミンエース(ACE)」と呼んでいます。ポリフェノールも抗酸化力を発揮します。
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特にクランベリーは、ポリフェノールだけでなく、通常のビタミンEの40~60倍の高い抗酸化力を持つ「スーパービタミンE」という成分を多く含んでいます。しかも、コラーゲンの生成を助ける働きもあるため、エイジングケアにはもってこいの食材です。

以上あげた抗酸化力の高い食材を日々の食生活の中で積極的に摂取したいところですが、口から摂取するには多くの食材を摂らなければならず、それを続けるのは大変なことです。そこでお勧めしたいのが、抗酸化パワーに優れた化粧品を取り入れることです。

活性酸素を除去できる抗酸化パワーの高い化粧品を使い続けることで、シワやたるみだけでなく、あらゆるエイジングの進行を遅らせることが可能となります。予防のために使うものですから、気になる部位だけでなく、顔全体に使用することがポイントです。

-フェイスラインや頬たるみには、頭皮のコリをほぐすことが大事!

頭皮が凝り固まってしまうと、フェイスラインや頬のたるみに繋がることをご存知でしたか?顔と頭は、一枚の筋膜で繋がっているので、頭皮のコリやたるみが顔のたるみに繋がってしまうのです。

頭皮がカチコチに固まっていたり、頭皮にある筋膜が癒着していると、顔を引き上げる力が弱まり、フェイスラインや頬がたるんでしまいます。その結果、法令線も目立ちます。

頭皮のコリやたるみは、顔のたるみと違って目でみて判断しにくいもの。だからこそ、顔のたるみが気になってきたら、「顔と同じく、頭皮も凝り固まっているんだな」と考えてください。

顔のたるみだからといって、顔だけリフトアップケアしていてもたるみ改善の効果は出にくいです。顔だけでなく、頭皮のコリをほぐすマッサージをして、頭皮本来の弾力を取り戻しましょう。

それでは、たるみが目立ちやすいフェイスラインと頬のたるみを解消できる頭皮マッサージ法を紹介します。
<頬のたるみを解消する頭皮マッサージ>
頬のたるみを解消するには、側頭筋(そくとうきん)をほぐすことがポイントです。側頭筋とは、耳の上にある大きな筋肉を指します。こめかみにこぶしを当てて、生え際から耳の後ろまでをクルクルと小さな円を描くようにほぐしていきます。
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<フェイスラインのたるみを解消する頭皮マッサージ>
フェイスラインのたるみ解消のポイントは、後頭部から首にかけてほぐすことです。こぶしを耳の後ろに当てて、上から頭の付け根まで小刻みに動かしながら、後頭部をまんべんなくほぐしていきます。

とにかく、頭皮マッサージは続けることが大事です!

頭皮のコリほぐしマッサージは、朝のメイクタイムのついでに行うのも良いですし、バスタイム中にゆっくりと湯船につかりながら行うのも効果的。マッサージできるタイミングを習慣化させて、顔と頭皮のたるみ予防に努めましょう。

-コラーゲンを増やす成分配合の化粧品を使う

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肌のハリや弾力を与える化粧品といえば、コラーゲン配合化粧品を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。皮膚の上から直接コラーゲン成分を塗ることで、肌のたるみが改善できると考えるからです。

しかし、コラーゲンの分子は非常に大きく、皮膚の上から塗っても真皮まで成分は行き届きません。仮に浸透したとしても、人間の体というのは本来持っている自己以外のものを受け付けないので、コラーゲンとして定着することはありません。

では、たるみ対策に有効な成分は何かというと、コラーゲンの生成をサポートし、コラーゲンを増やすことができる成分です。特におすすめしたいのが、クランベリーオイル配合の化粧品です。

コラーゲンの生成を促すだけでなく、活性酸素を無毒化してくれるスーパービタミンEが配合されています。シワやたるみ肌に多方面からアプローチしてくれるので、エイジングケアには絶対に取り入れたい成分です。

■まとめ

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肌のたるみには個人差がありますが、年々気になってしまうもの。肌たるみの症状が進んでしまってから、それを改善するのは非常に大変です。これ以上、老け顔サインである肌たるみを進行させないためにも、毎日しっかりとたるみケアを行い、いつまでも若々しいハリのある肌を維持したいものです。

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