2022/10/05
乾燥肌や肌荒れの原因は、化粧品にある?
しっとり潤いに満ちたキメの細かいお肌を目指し、スキンケア化粧品を使用すると思います。でも、その化粧品はあなたのお肌に合っていますか?使っていても一向にしっとり肌になれなかったり、逆に乾燥肌がひどくなっていませんか?もし、あなたが乾燥肌や肌荒れで悩んでいるなら、その原因はお使いの化粧品が原因かも。
化粧品に含まれる乾燥肌の原因とは?
毎日使用するクレンジング剤や洗顔料にも界面活性剤は欠かせません。
メイク汚れや皮脂汚れなどの汚れは「油汚れ」です。そのためクレンジングオイルには、界面活性剤の中でもオイルになじみやすいものが使われます。
界面活性剤には、「天然」と「合成」があり、もともと自然界に存在しているサポニンやレシチンなどが天然界面活性剤の代表格です。そして、石油など人工的に合成したものが合成界面活性剤です。
洗浄剤や化粧品に使われているものの主流が、合成界面活性剤です。石油由来ということでコスト的に抑えられるため、大量に生産や販売がしやすいという利点がありますが、それが肌にとって大問題です。
合成界面活性剤が肌にとって大問題のワケ
最近では、落ちにくいファンデーションもよく見かけます。落ちにくいということは、強力なクレンジングオイルが必要です。合成界面活性剤がたっぷり入っており、皮膚のバリア機能を壊します。バリアが壊れた肌は、水分が蒸発しやすく、乾燥肌や敏感肌となってしまいます。
合成ポリマーの問題点
特に合成ポリマーの代表格であるカルボマーは、水分を抱え込み、粘り気を出すことができるため、ジェルやクリームのゲル化剤として使用されていたりします。サラッとべとつかずに水分を抱えることが得意の成分ということで、使用するとしっとりハリがでた感覚になるのが得意です。
合成ポリマー配合のクリームやジェルをつけると、皮膚がピタッと覆われてハリがでた感覚になります。塗ったばかりの頃は良いのですが、時間が経過するごとに水分は蒸発し、ラップのようにピタッと肌に張り付きます。ビニールのようにコーティングされた状態のまま、長時間を過ごすことで徐々に皮脂の分泌が減っていきます。
肌がつっぱるからこそ、保湿ケアでクリームをつけるわけですが、その保湿クリームに保湿成分だけでなく、合成ポリマーや合成界面活性剤が入っていると、使っていくうちにバリア機能が壊れ、水分が蒸発する・・・。
この肌の調子で「クレンジングオイルを使う→合成ポリマーなどが含まれた保湿剤をつかう」といった繰り返し行っているうちに、ひどい乾燥肌になるという悪のスパイラルにはまってしまうというわけです。
乾燥肌を治すにはどうすべきか
上記で説明した通り、石油由来の合成界面活性剤や合成ポリマーといったケミカルな成分が配合した化粧品は使い続けると乾燥肌を招くのでおすすめしません。できるだけ、ケミカルな成分ではなく、天然からできた美容成分からできたスキンケア化粧品を使用した方がいいでしょう。
たとえば、大豆由来の乳化剤「レシチン」などを使用したクリームがおすすめです。レシチンは大豆油を製造する際の副産物として生産される天然の乳化剤です。皮膚のバリア機能を正常にし、肌の内側からハリと潤いが蘇っていきます。皮膚機能が正常化していくことによって乾燥肌も改善していきます。
そして、肌のバリア機能が弱っている乾燥肌には、セラミドを育てる成分も必要となってきます。クランベリーオイルに含まれるオメガ3は、角質内のセラミドを育てることが可能です。オメガ3の働きによって皮膚の角質層に存在するセラミドがどんどんと増えていき、うるおいに満ちた肌に変わっていくことでしょう。