2022/06/28

これはNG!やりすぎスキンケアは老化を招く

年齢を重ねたら「今まで以上に手をかけたスキンケアをしなくては!」と考える方も多いかと思います。しかし、スキンケアに手をかければ美肌になれるとは限りません。逆にやりすぎケアで肌を傷めてしまうケースもあります。そこで今回は、どんなスキンケアがやりすぎに繋がるのかについて考えてみます。

これはやりすぎ!NGスキンケアとは

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クレンジング剤でのマッサージ

クレンジングオイルでマッサージすれば、メイク落としとマッサージが同時にできるから一石二鳥なのでは?と考える方もいらっしゃるようです。しかし、クレンジングしながら丁寧に時間をかけてマッサージすることは絶対にやめましょう。

どんなクレンジング剤にもメイクや皮脂などの油分を落とすための界面活性剤が入っています。特に市販のクレンジングオイルに多く含まれる合成界面活性剤は、脱脂力が強いため皮膚のバリア機能の要ともいえる皮脂やセラミドをごっそり落とします。

クレンジングオイルでマッサージするということは、長時間にわたって肌バリアを破壊し続け、乾燥肌や敏感肌を招いてしまうことになるので、絶対にやってはいけないケアです。

マッサージするなら、美容オイルで

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メイク落としはクレンジング剤、顔のマッサージは美容オイル、と役割を分けたスキンケアが基本です。

マッサージは、美容オイルを使って行います。美容オイルにもいろいろな種類がありますが、肌の老化予防を目的とするなら、クランベリーオイルがおすすめ。ビタミンEの40~60倍の高い抗酸化力を持つスーパービタミンEの含有量が非常に多く、活性酸素の無毒化やコラーゲン生成をサポートする力があるからです。

湯船に浸かりながらの顔のマッサージは、美容成分が角質層に浸透しやすいのでおすすめです。

頻繁な角質ケア

年齢を重ねると肌のターンオーバーが遅くなり、ごわつきやくすみが起きやすいものです。そこで、角質ケアとしてホームピーリングに力を入れる方も多いのではないでしょうか。

古い角質を取り除き、肌の再生を促すことは大切なケアではありますが、ピーリング剤は酸を使っているため、肌が弱い人が行うとバリア機能の低下によって赤みやヒリヒリなどの肌トラブルを起こす場合もあります。

ゴマージュなど、消しゴムのカスのようにポロポロと皮が取れるアイテムもありますが、角質を無理にはがすというケアですので当然ながら摩擦によって肌を傷めやすいです。終わったあとにつるんと感じるのは、界面活性剤が影響しており、一時的なものです。

セラミドを育てるケアをする

ピーリングやゴマージュなどの角質ケアは無理に古い角質を剥がすケアですので、頻繁に行うのではなく、週に1~2回程度がベストでしょう。

もし、乾燥肌や敏感肌で肌に負担をかけたくないというのであれば、無理やり剥がすケアよりも、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)を整えるために化粧水をたっぷり使うことがおすすめです。
ターンオーバーを行うには水分が必要です。サラサラタイプの化粧水をお肌に与えましょう。

また必須脂肪酸のオメガ3脂肪酸を多く含んだ美容オイルをつかって角質層のセラミドを育てるケアもおすすめします。
角質にあるセラミド(細胞間脂質の主成分)が育つことで、肌の水分量がアップします。角質内がうるおいに満たされることで、新陳代謝が高まり、古い角質が剥げやすくなるというしくみです。

オメガ3脂肪酸は、セラミドを育てるだけでなく、肌細胞の修復や再生には欠かせない細胞膜の材料でもあります。オメガ3脂肪酸を多く含む美容オイルを使い続けることで、肌のごわつきやくすみ、毛穴の黒ずみができにくい肌質へと変わっていくでしょう。

ちなみにオメガ3は酸化しやすい弱点がありますが、クランベリーオイルは唯一酸化しにくいオイルですので積極的に摂り入れてみてください。

さまざまな化粧品の塗りすぎ

化粧水、美容液、乳液、オイルやクリーム、パックなど、いろいろな化粧品アイテムを使って、手厚いスキンケアをしている方もいらっしゃるでしょう。化粧品アイテム数を増やすと、美しくなれると思いがちですが、実はそうではありません。

美容成分が浸透するのは、肌表面の0.02mmの角質層だけであって、たっぷりつけても意味がありません。余分につけたものは、肌の上で酸化したり、不要な汚れとなって毛穴に詰まる可能性もあります。

また、乳液とクリームなど配合成分はほとんど同じアイテムもあります。

しかも、たくさんの化粧品を重ね塗りすることで、肌に触れる回数も多くなり、その分摩擦が生じ、肌への負担が増します。

成分重視でシンプルかつ低刺激なスキンケアを

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美肌をめざすなら、シンプルかつ低刺激なアイテムをつかうべきです。

肌は本来、自力できれいになれる機能が備わっています。美白効果やアンチエイジング効果をうたう化粧品もありますが、効果の高い成分というのは、刺激も強くなりがちです。その分、肌に負担を与えているケースも珍しくありません。

夢のようなキャッチコピーに惑わされずに、美容成分の真の効果にしっかりと目を向けるべき。肌に負担をかけない低刺激で肌本来の機能を助ける成分を選ぶことが重要です。

そして、化粧品のパッケージに記載されている成分の種類が多ければ多いほど、効果が得られるわけではありません。赤みやヒリヒリ、たくさんの配合成分の中には、肌に刺激を与えるものが含まれている可能性があります。

普段のスキンケアをシンプルにすることによって、肌への負担は軽くなりますし、定期的に行うスペシャルケアの効果が実感しやすくなるということを覚えておきましょう。

まとめ

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肌に良かれと思ってやっていたスキンケア、意外と逆効果になるケースもあることを分かっていただけたでしょうか。本当に肌のためになるスキンケアは、シンプルでありながら、肌本来の機能を助ける成分が配合された化粧品を選ぶことが大事です。

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